観てきたんで大怪獣のあとしまつの感想

時効警察」は「事件の真相があきらかになっていくことそのもの」は面白いからやり取りがつまらなくても見てはられる。でも「大怪獣のあとしまつ」は「怪獣の死体処理」はみててもつまらないから見てられない。そういう事だと思う。床屋いったら、隣の席でつまらない話で盛り上がってて、それを見る感じ。

別にリアリティーに振ってもないのに空想科学読本的な冷笑を余所に向けてる感じなのが意味不明なんだよな。

大怪獣のあとしまつ観ると大日本人が超傑作に思えてくる。てか大日本人は居酒屋のシーンで終わればかなり良かったんだよね。

現実と同じ世界に「大怪獣の死骸」だけがポツンとある。でも現実と同じ世界観にいる現実的なポジションの人達(首相や大臣や特務勤務者等)はバカボンの出来損ないみたいなヘンテコなやり取りをしている。「実際そうなったらどうなったろう」を見せない。やぶけない袋とじだ。

そもそも「大怪獣の死体が残っちゃったらどうする?」自体が面白いとも思えない。「ザクとかが居住区来たらどうする?」みたいな話でガンダムとかで散々観てるっての。

時効警察」も「普通にやってくれよ」と思って観ていた位だから私にはそもそも合わないのだろう。

ドリフの「もしもこんな○○があったら」では長さんはあり得ないに翻弄される常識人の役割があるけど、長さんが狂人やってたら成立しないし何も入ってこなくなる。大怪獣のあとしまつは「長さんまでも荒唐無稽なドリフコント」みたいな状況で、設定を全く無意味にしてるし設定そのものも大した事ない。

シンゴジラは大怪獣VS菅直人政権プラス官僚(安倍晋三のクズ馬鹿は自分達だと勘違いしてたけど)のifが観れたけど、大怪獣のあとしまつはやり取りを荒唐無稽にしているので「出来損ないの天才バカボン」みたいな話で、全くの虚無でしかない。せめて普通にやってくれ。「退屈」の方がまだましだよ。

水曜日のダウンタウン」の「お前が歌うんかい!を再現したらつっこみ芸人はつっこむのか」で歌う前に身体を左右に揺らしちゃうおっさんがいたんだけど、そういう感じの映画だよ、「大怪獣のあとしまつ」は。おっさんの余計な付け足し、みたいな映画。