「真フェミ教団」なる謎のジャーゴンを解説する

「真フェミ教団」なる言葉があるが、これは「フェミニスト鑑定士」という言葉と似ている。しかし後者がフェミニスト側が主に使う言葉なのに対して、前者はアンチフェミ、私に言わすとインセル、ミソジニストが使っている。

似たニュアンスの言葉を何故、正反対(便宜上そう記すが私はどっちもどっちと思ってない。反ヘイトとネトウヨをどっちもどっちと思ってないのと同じである。私は合田夏樹やCDBの様なゲス俯瞰はしない)の二者が使っているのか、簡単に言うと「非難のニュアンスが違う」のである。

フェミニスト鑑定士」は「何で男(またはメイヨ)なんかにフェミニズムを批評されねばならぬのだ。トンポリをやめろ」というウエメセ分析(マンスプ)への非難のニュアンスがある。

それに対して「真フェミ教団」は「正しいフェミがあると思っているのか!真フェミの幻想を捨てろ!」である。

これはネトウヨで言うと桜井誠的な危険思想で、「○○が○○である以上は良いも悪いもない!全て悪である!幻想を棄てて敵とみなせ!」というものだ。

ネトウヨ世界の“キレイゴト保守”のミソジニー世界版なのが「真フェミ教団」なのである。差別主義者同士の内ゲバ的な言葉であり、日本赤軍的な攻撃性の発露のガマン汁的な言葉である。

「コリアン鑑定士(パターナリスト)」と「真コリアン教団(きれいごと保守)」に置き換えるとニュアンスがわかりやすいかも知れない。